もの研特派員報告: 『大学は美味しい!!』フェア開催。

第4回小学館『大学は美味しい』フェアが、9月22日(木)~26日(月)まで、新宿高島屋にて開催されました。食いしん坊の私は早速出かけました。

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出展大学は35校。昨年同様、各大学が産学協同開発して創り上げた、自信作の美味が並んでいました。
若い女子大生にすすめられて、試食出来るのもうれしい。どれもこれもひと味違い、珍しくフレッシュで美味しい味でした。

中でも、大きく目立っていたのは「近大マグロ」と名付けて商品化した、近畿大学の水産研究所・水産養殖種苗センタ-の取り組みです。
同大学は、世界初!クロマグロの完全養殖に成功しました。他に、マダイやクエ・チョウザメ等の養殖も手がけており、
未来の水産業の救世主として、注目されています。
会場では、新宿「釣船茶屋ざうお」が出店、この近大マグロを用いて「近大マグロ大トロ食べ比べ丼」(ねぎ間汁付)2,380円等の料理を
出していました。

面白いと思った取り組みを、いくつか紹介します。
「飛魚の魚醤」。種子島の飛魚の風味が楽しめる魚醤。
鹿児島大学水産学部。種子島沖産の飛魚を、発酵熟成した魚醤。塩分は控えめ、まろやかな味。「たねがしま魚醤油」(150ml)481円。

「加賀れんこんのチ-ズケ-キ」。れんこんのしっとり感とシャッキリ感。
北陸学院大学スイ-ツ研究所。加賀の伝統野菜に注目しての作品。「加賀れんこんのチ―ズケ―キ」(1個)210円。

この他、新品種の「もち小麦」を使った、南部郷土料理もち小麦の「かっけ」。
又、鳥取大学の「鳥取二十世紀梨酢」など、各地域の食品の取り組みが勢揃いしていました。

私は、全国の地場産の伝統野菜・果実・水産物を、地域連携して取り組み、研究から商品化までしてしまう若い発想・夢・努力は
素晴らしいモノがあります。この中から、本物の売れ筋食品や、B級グルメが登場する事を大いに期待しました。

大学の美味しい成果天高し   荒木春雪子

主任研究員 荒木隆一

Filed under: なんだかんだ — hojo 19:25
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