日本を発掘「もの研」便り

一村一山という臨時列車が走っています。上野から上越線の土樽を結ぶ快速。上越線の「一村一山」の駅からハイキングとタイアップしているようです。そういえば、大分県が源流で一村一品という地域活性の運動がありましたが…。

「JAPAN HOME SENTER SHOW」が8月25日(木)～27日(土)、幕張メッセにて開催されました。
これは、ホ－ムセンタ－等に並ぶさまざまな大工道具・作業用雑貨小物の展示会です。

ところであなたは、ご自宅で奥様に頼まれて、庖丁研ぎをしますか？
「いつも適当に研いでいる、教えてくれる所も無いし…」というご主人にはピッタリのイベントがありました。
新潟県のブ－スで三条鍛冶道場と大きく銘打ち、庖丁や刃物類の研ぎ方講習会があり、刃物専門の職人さん達が、先生となり、手を取って細かく指導していました。包丁の切れ味で料理の味が変わるともいわれますから
男たるもの砥げなきゃいかんですね。
実演会場は大変盛り上がり、なかなか盛況でした。
刃物というと、商品だけでは地味ですが、こうして専門家の研ぎ方講習会をやると、たちまち人が集まり活気づく事がわかりました。

刃物の町、三条の大ヒットです！

ちなみに「越後三条打刃物」は平成21年4月、経済産業省から、日本人の豊かな暮らしに必要な道具と認められ、伝統工芸品として正式に指定されました。
その10品目は、庖丁・切出小刀だそうです。

見習いて研ぐ庖丁や涼新た　　　　　荒木春雪子

主任研究員　荒木隆一