■2010年12月東京・周辺の展示会

【第1週】
●クリ-ンライフビジョン21 2010東京国際クリ-ニング総合展示会/3(金)~5(日)/ビッグサイト/¥1,000
●雪椿のまち加茂市からのお便り展/~3(金)迄/NICOプラザ

【第2週】
●エコプロダクツ2010/9(木)~11(土)/ビッグサイト/無料
●第20回国際ミ-ティングエキスポ/7(火)~8(水)/東京国際フォ-ラム/無料
●にいがたウインタ-フェア/5(日)~9(木)/NICOプラザ
●農業王国にいがたうんめもん市/11(土)~18(土)/NICOプラザ

【第3週】
●スポ-ツサイエンス・テクノロジ-2010/17(金)~19(日)/ビッグサイト/¥1,000事前登録割引あり
●東京ブライダルフェスタ/18(土)~19(日)/ビッグサイト/¥2,000アンケ-ト回答者無料

【第4週】
●ほっとする、ふくしま。大交流フェア/19(日)/サンシャインシテイ展示ホ-ルA/無料

【第5週】
●越後の奥座敷 阿賀町「歳末うまいもん市」/26(日)~28(火)/NICOプラザ

■12月各地の展示会(新潟・静岡)

【第2週】
●新潟うまさぎっしり博/11(土)~12(日)/朱鷺メッセ/入場無料

【第3週】
●ホビ-のまち静岡クリスマスフェスタ2010/18(土)~19(日)/ツインメッセ静岡/無料

■12月百貨店催事

【第1週】
●手仕事工房展/1(水)~7(火)/小田急新宿店11F

【第3週】
●「ちい散歩」フェア/14(火)~20(月)/西武池袋本店7F
●2010三越クリスマスワ-ルド/15(水)~24(金)/三越日本橋店新館7F

【第5週】
●秋田県とみちのく物産展/26(日)~1月5(水)/小田急新宿店11F
●日本の職人「匠の技」展/28(火)~1月10(月)/三越日本橋店本館7F
●和の手技日本の職人100人展/30(木)~/東武池袋店

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もの研特派員報告:十和田湖が育んだ「十和田水砂」

10月21日(木)~30(土) 幕張メッセで開催された
第4回国際ガ-デンEXPOにて、水の澄んだ十和田湖の写真に
大きく書かれた十和田水砂(とわだみずすな)の文字に思わず惹かれました。
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憧れの十和田湖が育んだ水砂です。
原石の塊をさわってみると大変軽く温かで、
軽石よりも軽い気がします。気泡もたくさん空いています。

出展者の(株)栗山ケイセキ様にお話を伺いました。
「特に鉢植えは大地から離れるので、土壌の環境が最も大切です。
水はけ・通気が良いのはもちろん、 水持ちが良くないとすぐに
乾燥してしまいます。「十和田水砂」なら
これらをバランス良く保ってくれるんです」

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「十和田水砂」の三大特長は、
★国産の軽石で最も軽い。★透水性は土の1,000倍。
★保水力は高く吸水率70%、もちろん天然100%です。

粒の種類は各種、用途により使いわけます。
大粒(10~20ミリ)中粒(6~10ミリ)は、鉢の植え込み材、
底石用で、小粒(3~6ミリ)は鉢・苗の植え込み材の他に、
溶液栽培資材等に用い、 細粒(1~3ミリ)は、
挿し木・播種の床土等に用います。

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なぜこのような軽石ができるのかというと、
十和田湖は火山の噴火のカルデラ湖であり、そのためだそうです。

一般の小売価格では下記となるようです。
★16リットル/10袋セット=¥8,100(税込)
★16リットル/3袋セット=¥2,500円(税込)

地元の秋田・青森の東北方面では、良く売れているそうですが
東京ではあまり見かけません。 東京方面では茨城県産「鹿沼土」や
栃木県産「鉢底石」、群馬県産「軽石」、 宮崎県産「ひゅうが土」が
主に販売されています。

私は、この原石を加工してインテリア小物や彫刻品や、
さまざまな商品開発ができそうだとそんな夢を見ました。

  水澄みて十和田水砂なる軽さ    荒木春雪子

                      主任研究員 荒木隆一

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もの研特派員報告 佐渡朱鷺大学第2回公開講座

2010年11月12日(金)
表参道ネスパス新潟3F会議室

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先週金曜日、第2回目の佐渡朱鷺大学が開講されました。
主催者「NPO法人さど」の代表理事、北條規氏
(株式会社ものづくり研究所、代表取締役)の挨拶のあと、
岩首集落の大石惣一郎氏による第1部講演会が行われました。

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今年収穫した棚田米のおむすびが参加者に配られ、
米作りの現場からの報告をおいしく味わいながら聞けました。

第2部講演会は「観光だけでは味わえない佐渡の魅力と
環境活動」をテーマにNPO法人さどの北條規氏、佐渡大願寺住職の
臼木悦生氏による報告です。

佐渡でなければ体験できないさまざまな体験学習は、
とてもイキイキとして魅力的でした。
中でも汗を流して泥まみれになって作ったビオト-プ作りは、
参加者全員の一体感が生まれた貴重な体験であったようです。 

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第3部はパネルディスカッションです。
パネリストは、IUCN(国際自然保護連合)プロジェクトオフィサ-の
古田尚也氏より、10月に名古屋で開催されたCOP10についての報告が
行われました。

世界中の無数の生物が、個々の環境に応じた相互の関係を築きながら、
多様な生態系を形成して、地球環境環境と私達の暮らしを
支えていることを、再確認させられる貴重なお話しでした。

続いて慶應義塾大学経済学部教授の大沼あゆみ氏より、
兵庫県豊岡市のコウノトリの野生復帰と稲作の経済効果、
コウノトリの野生復帰で増加した観光客数と支出額等を現地で調査され、
産業関連分析で経済効果をまとめた発表がありました。
 
結論としてこのような取り組みは、自治体が生物多様性保全を行うことの
積極的論拠になり、無関心な人々も積極的な評価を行う可能性につながる。
ゆえに佐渡の朱鷺の事例でも、その経済効果は充分拡大していくと予想される
とのことです。

今回の「佐渡朱鷺大学」の内容は、現地でに稲作作りや交流会活動報告、
国際会議報告、更に他地域の事例研究報告と、グロ-バルな立体的角度で
考えることができて大変勉強になりました。

佐渡の朱鷺と稲作の取り組みは、地球上の明日の自然と社会の、
より良い関わり合いを探る、貴重な社会運動のひとつなのだと
強く実感しました。

講座の後、「お食事処新潟食楽園」にて楽しい交流会となりました。

                  
                      主任研究員 荒木隆一

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