もの研特派員報告 「茶匠の合組を再現する、新しい日本茶の提案」

第8回しずぎん@gricom」が7月7日(木)静岡のホテルセンチュリ-において開催されました。
これは、静岡銀行主催の静岡県中心の食品展示会で、昨年も参加させていただきました。
静岡県は農産物、水産物ともに種類では日本一です。山岳と海といった独特な地形の中から
沢山の種類の生鮮品があります。豊かな地域ですね。

さて、ホテルの特別会場は商談のお客様で大変盛り上がっていましたが、とても気になる商品でしたので
ご紹介します。

(株)マルヒデというブ-スで、組と書いたお茶の袋が並び、可愛いペットボトルが列んでいます。
ブ-スの前で岩崎社長から直接お話を伺いました。

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商品名は「合組茶」(ごうぐみちゃ)です。「合組」とは茶匠が茶葉をブレンドする作業です。
これは、五人の茶匠が選び抜いた静岡の銘茶を、お客様が専用の「茶こし付ティ-ポットボトル」で
ブレンドして味わって頂くという新商品です。
日本一の茶処、静岡から選ばれた五人の茶匠とお茶は、NHKのプロフェッショナルという番組で
取り上げられた巨匠の前田文男「緑流の冴」をはじめ、前田冨佐男「やすらぎの雫」・
山梨宏之「高温度製造茶」・和田裕巳「山のだるま」・森 宣樹「炎」です。

茶匠秘伝のレシピに沿ってブレンドするのも良し、好みの配合で、自分の味を作り出すのも良し。
「茶こし付ティ-ポットボトル」の茶こし部分に茶葉を入れ、8の字を描くようにミックス、まるで本職のバ-テン気分。
ミックスしたら、下に水か白湯を入れて注ぐ、という楽しい作業です。
ひっくり返して戻すという新しい作法です。よくお湯出しで時間がたつと、つい濃く出てしまう、という問題を解決しました。
このボトルは、2007年ギフトショ-で「アクティブデザインクラフト大賞」を見事受賞されています。

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★「合組茶」=各3,150円(税込)

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★「茶こし付ティ-ポットボトル」=2,625円(税込)

知りませんでした、さすがお茶の本場「静岡」。通の飲み方が出来る商品を考えるとは…

静岡茶の魅力はなんといっても茶商による「合組」でブレンドされた絶妙のお茶です。

色・香り・苦味、甘みなどの要素をお客様のお好みに合わせてブレンドすることです。

産地や生産者の茶葉の個性を引出して、ブレンド
していく技術は茶の生産地静岡ならではの技です。

主任研究員 荒木隆一

Filed under: なんだかんだ — hojo 11:58
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