静岡本山茶 蔵出しの儀、口切の儀 前編
主催:駿府本山お茶まつり委員会
場所:井川大日峠、久能山東照宮
5月に行った「茶詰めの儀」から約5ヵ月後、「蔵出しの儀」、「口切の儀」が2日間にわたって行われました。
茶詰めの儀にて茶壷に収められた本山茶は夏の間、標高1000mにもなる井川のお茶蔵にて保管・熟成されていました。山のお茶は貯蔵しておくことで香り、味がより深まると言われています。その茶壷を蔵から出すのが「蔵出しの儀」となります。
しきたりにならい、神主さんが道中の安全を祈ります。
前回に続き、またしてもお茶姫の登場です。
家康が建てたというお茶壷屋敷跡。御用のお茶が貯蔵され、以後歴代将軍用のお茶は毎年ここで貯蔵され、献上されたそうです。
そして取り出された茶壷は籠に載せられ、お茶奉行や腰元に扮した人たちによる「お茶壷道中行列」によって2日かけて駿府城まで運ばれていきます。
初日は地元の小・中学生たちが主なメンバーです。井川本村まで歩き、そこでテープカットが行われました。その他、地元中学生によって神楽などが披露されました。
昼食は大西屋にて。ここの女将さんは、静岡ではじめてソムリエを取得したそうです。地元の食材を生かしたフレンチを楽しみました。
昼食後、さらに3時間かけて一行は末広中学校まで行列しました。