11年4月展示会予定表

■2011年4月東京・周辺の展示会

【第1週】
●新潟美味探訪4/1日(金)~6日(水)/NICOプラザ

【第2週】
●第43回インタ-ナショナルプレミアム・インセンティブショ-春2011/6日(水)~8日(金)/ビッグサイト/無料
●第3回国際イベント総合展2011/6日(水)~8日(金)/ビッグサイト/無料
●インタ-ナショナルライセンシング東京2011/6日(水)~8日(金)/ビッグサイト/無料
●春の原木家具祭り/8日(金)~14日(木)/NICOプラザ

【第3週】
●第42回アイ・エス・エフ(国際 靴・健康関連グッズ見本市)/12日(火)~14日(木)/池袋サンシャインシティ文化会館/要招待状
●新潟発日本唯一のチタンアクセサリーとバテンレ-ス/15日(金)~17日(日)/NICOプラザ

【第4週】
●イベントJAPAN2011/19日(火)~20日(水)/ビッグサイト/無料
●新潟の職人展 和の涼「竹篭・簾戸・笹団子」/18日(月)~20日(水)/NICOプラザ
●染織工房きはだや 薄衣/22日(金)~28日(木)/NICOプラザ

【第5週】
●第35回2011日本ホビ-ショ-/27日(水)~29日(金)/ビッグサイト/¥1000
●OZONEクラフトマ-ケット2011/28日(木)~5月8日(日)/OZONE

■各地の展示会(新潟・静岡・石川・富山)該当する展示会はありません。

■百貨店催事

【第1週】
●春の大北海道展/13日(水)迄/京王新宿店

【第2週】
●第12回福岡物産展/7日(木)~13日(水)/東急東横展

【第3週】
●この道ひとすじ日本の伝統展/13日(水)~18日(月)/高島屋新宿店
●GINZAの北海道・九州展/13日(水)~18日(月)/松屋銀座店/8階大催場
●ジャパニ-ズレザ-クラフトマンワ-ルド/13日(水)~26日(火)/松屋銀座店/1階スペ-スオブギンザ
●三越イタリアフェア/13日(水)~22日(金)/三越日本橋店/本館7階
●第16回大九州物産展/14日(木)~20日(水)/松坂屋上野店

【第4週】
●第51回東日本伝統工芸展/20日(水)~25日(月)/三越日本橋店/新館7階

【第5週】
●築地の粋な味めぐり 東京うまいもの市/27日(水)~5月1日(日)/小田急新宿店
●女性が選んだ暮らしのスグレもの展/27日(水)~30日(土)/松屋銀座店/1階スペ-スオブギンザ

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もの研展示会報告:「第45回ス-パ-マ-ケット・トレ-ドショ-2011-2」

「日本の伝統野菜・菜発見」

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これは特に私が気になったブ-ス名。
主催者側の展示のようで、東2ホ-ル中央に大きく展開され、
日本古来から栽培される各地域の伝統野菜を紹介していました。

江戸東京野菜をはじめ、福島・栃木・茨城・山形・福井・
滋賀・岐阜・高知・愛媛・大分・沖縄の各県の伝統野菜が
展示されています。

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「伝統野菜ってなに?」と思われる方が多いかもしれません。
現代社会は生産・物流が高度に発達し、
ス-パ-や百貨店では輸入物に限らず国産物も
大量に安く均一の品質で販売出来る野菜が主体となっています。
各地域だけに作り伝えられてきた
伝統の「在来作物」が消えつつあります。

例えば「江戸東京野菜」では、
亀戸大根・練馬大根・のらぼう菜・滝野川ごぼう・
品川かぶ・東京うど等約15種類もあります。
それぞれ形も味も違い、さらに個々の野菜で地域の歴史が
語り伝えられてきました。

例えば「練馬大根」は、江戸時代に第五代将軍の徳川綱吉が
栽培を命じたと伝えられ、沢庵に最適です。
「のらぼう菜」は天明・天保の飢饉の時に多くの人命を
救ったと言われています。

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今、こうした各地域の伝統野菜は、作り手の農家も減少しつつあり、
栽培している所に直接行かないと買うことができません。
極めて少量生産で値段も高く、
高級料亭や高級レストランの食材になっているのが現状のようです。

「伝統の在来作物はこれで良いのだろうか、何とかならないものか?」
という提案です。胸を締め付けられるような気持ちになりました。

しかし、これを前向きにとらえて、品川では地元の「東京長カブ」を
「品川カブ」と名付けて地元の町おこしに約立てています。
細長い小さな大根のような形です。会場でこの「品川カブ」の
漬け物を試食してみました。
少しピリッと辛みのあるカブで、ご飯の友にはピッタリ。
お酒のつまみにも最適な味でした。

お値段は、各地の生産で異なるため、提示してありませんでした。

なかなか、考えさせられる内容の提案でした。
                          
                     主任研究員 荒木隆一

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もの研特派員報告:佐渡朱鷺大学 第3回公開講座 「佐渡島の魅力と環境戦略」

2月25日(金)
表参道ネスパス新潟3F会議室

公開講座として第3回目の佐渡朱鷺大学が開講されました。
主催者の「NPO法人さど」の代表理事、
北條規氏(国指定重要文化財北條家)の挨拶から始まります。

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第1部講演「トキの野生復帰事業から見えてきたこれからの環境戦略」。
講師は環境省佐渡自然保護官事務所首席自然保護官の長田啓氏。
長田氏はトキの野生復帰事業の責任者です。
「トキ」の分布と保護増殖の歴史・飼育下の状況・環境再生ビジョン・
人とトキの共生の島づくり協議会、第3回までの放鳥説明。
そして朱鷺と暮らす郷(さと)認証米の「朱鷺米」
その取り組みの説明がありました。

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第2部講演「佐渡の地域振興について」。
講師は新潟県佐渡地域振興局局長の早福弘氏。
早福氏は、佐渡の地域振興の旗振り役であります。
佐渡島の自然・社会環境・産業・観光動向と現状・
新潟県の佐渡への期待・地域から
親しまれる振興局の実現等力強い説明がありました。
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第3部は、主催者の「NPO法人さど」の事務局長、
臼木悦生氏(佐渡大願寺住職)の補足説明があり、
佐渡のアンケ-トの記入、 意見交換会が活発に行われました。
最後に「佐渡環境CSRモニタ-ツア―に参加しませんか?」という研修旅行の説明。
この充実した内容で一泊二日、費用は1万5千円とは驚きです。

私は、佐渡のトキの歴史と放鳥の取り組みから、
佐渡島全体の地域活性化の取り組みの総合的な運動の様子を、
わかりやすく聞くことができて大変勉強になりました。
佐渡島だけの問題でなく、明日の自然と社会のより良い関わり合いを探る、
貴重な社会運動であることを強く実感させられました。
講座の後は「お食事処新潟食楽園」にて有意義な交流会が行われました。

                         主任研究員 荒木隆一

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