もの研展示会情報「第38回ホテル・レストラン・ショ-」

2月23~26日:東京ビッグサイト

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この展示会は、ホテルや旅館で使う道具専門の展示会ですが、
毎年、面白く役立つ生活雑貨の新製品が登場するので楽しみにしています。

さて、こちらは九州新幹線「つばめ」の車窓に使われているブラインド。
素材には桜島の桜の木を使用しているという、なんとも興味深いものです。
出展者である大湖産業株式会社の方にお話を伺いました。

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「トンネルの多い路線を走るため、車内の反射光を和らげる優しい桜材の
ロ-ルブラインドを採用したんです。自然の色・光を感じられるように設計
しました。ただ、木製なので巻き上げると部厚くなってしまうことが課題でした。
新幹線の車内で使うには、狭い壁の中に巻き上げるるので厚くてはだめなんです。
通常は厚みが3ミリのところ、こちらは0.8ミリにして軽くカ-ルさせました。
薄いのでブラインドからでも、車窓の風景が透けて見えるんですよ」

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やわらかく温かい色調の桜の木の風合い、
さぞ落ち着いた日本調の車内であろうと思われます。
「博多から鹿児島までわずか2時間11分。短かすぎる、もっと長く乗っていたい」 
そんな気を起こさせる車窓ではないでしょうか。

風かほる桜の肌の車窓かな   春雪子
                                   
                                  主任研究員 荒木隆一

Filed under: 特派員レポート — nakahashi 11:17
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