日本を発掘「もの研」便り

各地でお祭りが行なわれる季節を迎えています。
トップ画像は300年の歴史を持つ
名物・「岸和田だんじり祭り」の曳行くの１コマ。

岸和田だんじり祭の由来は、元禄16年（1703年）
時の岸和田藩主、岡部長泰公が京都の伏見稲荷を岸和田城三の丸に祀り、
五穀豊穣を祈願して行った稲荷祭であると伝えられています。

当初は簡素だったらだんじりが、
文化・文政期には現在のだんじりとほぼ同じ形態となったようです。

現在では精緻な彫刻を施した34台のだんじりが、
そろいの法被姿の町衆に曳かれ城下町を駆けまわります。
テレビでも取り上げられる、
辻々を勢いよく直角に方向転換する『やりまわし』は一番の見所。
 
夕刻以降は、だんじりに２００個余りの提灯が飾り付けられ、
昼間とは趣を異にし、ゆっくりとねり歩きます。

今年の9月祭礼は19,20日に開催されます。

5月用にトップページ、各ページのタイトル画像を更新しました。

先日の4月30日に休館した歌舞伎座。大正14年に竣工し、昭和26年に改修、再建した建物から漂う風格は堂々たるものがあります。戦争で焼け残った骨組みを使い、今日までその姿を保ってきたことにも驚かされます。

歌舞伎座が新しい姿をお披露目するのは3年後。どんな姿となるのか楽しみです。

4月用にトップページ、各ページのタイトル画像を更新しました。

秋田県仙北市の角館町は歴史ある城下町。
ここでは桧木内川堤（ひのきないがわつつみ）に沿って
2kmにも及ぶソメイヨシノの見事な桜並木が見られます。

この桜は昭和9年に今上天皇御誕生記念に植えられたもの。
平成2年に、武家屋敷通りとならび「日本さくら名所100選」に
選ばれ、今ではすっかり春の観光スポットとなりました。

なお、4月17日から5月5日まで角館の桜まつりが行われます。