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12月用にトップページ、各ページのタイトル画像を更新しました。
画像を提供いただいたのは、奥飛騨/福地温泉のお宿、山里のいおり 「草円」様です。
http://www.soene.com/
お宿は、江戸晩期に建てられた飛騨の豪壮実直な古民家を移築再生したそうです。
古民家ならではの囲炉裏、梁、土間を眺める楽しみでだけでなく、囲炉裏を囲んで
のお食事、薪を用いて釜戸で炊くご飯、湧き水で冷している水舟の自動販売機…
100年前の奥飛騨の暮らしを体験して欲しいという思いが伝わってきます。
囲炉裏はもはや古民家でしか見られなくなりました。日本家屋にとっての囲炉裏の
役目はとても重要なもので、暖房や調理に限らず、照明、乾燥(火棚を組み、衣類・
食料・生木などの乾燥に用いた)、火種、家屋の耐久性向上、家族のコミュニケー
ションの場でもありました。座る場所もそれぞれ決まりがあり、家族内の序列秩序
の再確認の場にもなったのです。
地方によって囲炉裏の形態は異なり、呼び名も炉、地炉、ヒジロ、ユル、ユルイ、シタジロ、スブト、ジリュ、とさまざま。ひとくちに囲炉裏といっても、奥が深いようです。