もの研特派員報告:佐渡朱鷺大学 第3回公開講座 「佐渡島の魅力と環境戦略」

2月25日(金)
表参道ネスパス新潟3F会議室

公開講座として第3回目の佐渡朱鷺大学が開講されました。
主催者の「NPO法人さど」の代表理事、
北條規氏(国指定重要文化財北條家)の挨拶から始まります。

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第1部講演「トキの野生復帰事業から見えてきたこれからの環境戦略」。
講師は環境省佐渡自然保護官事務所首席自然保護官の長田啓氏。
長田氏はトキの野生復帰事業の責任者です。
「トキ」の分布と保護増殖の歴史・飼育下の状況・環境再生ビジョン・
人とトキの共生の島づくり協議会、第3回までの放鳥説明。
そして朱鷺と暮らす郷(さと)認証米の「朱鷺米」
その取り組みの説明がありました。

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第2部講演「佐渡の地域振興について」。
講師は新潟県佐渡地域振興局局長の早福弘氏。
早福氏は、佐渡の地域振興の旗振り役であります。
佐渡島の自然・社会環境・産業・観光動向と現状・
新潟県の佐渡への期待・地域から
親しまれる振興局の実現等力強い説明がありました。
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第3部は、主催者の「NPO法人さど」の事務局長、
臼木悦生氏(佐渡大願寺住職)の補足説明があり、
佐渡のアンケ-トの記入、 意見交換会が活発に行われました。
最後に「佐渡環境CSRモニタ-ツア―に参加しませんか?」という研修旅行の説明。
この充実した内容で一泊二日、費用は1万5千円とは驚きです。

私は、佐渡のトキの歴史と放鳥の取り組みから、
佐渡島全体の地域活性化の取り組みの総合的な運動の様子を、
わかりやすく聞くことができて大変勉強になりました。
佐渡島だけの問題でなく、明日の自然と社会のより良い関わり合いを探る、
貴重な社会運動であることを強く実感させられました。
講座の後は「お食事処新潟食楽園」にて有意義な交流会が行われました。

                         主任研究員 荒木隆一

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もの研展示会報告:「第6回 和のある暮らしのカタチ展」

2月18日(金)~20日(日)
東京国際フォ―ラム

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中小企業基盤整備機構が主催する、NIPPON MONO ICHI
「第6回 和のある暮らしのカタチ展」が行われました。

この展示会には、国の認定した地域資源活用事業、
新連携事業、農商工連携事業などの認定事業者が出展。
「にっぽんのココロ伝えるモノづくり」と題して、
全国のモノ作りの「つくり手」が新たな市場を目指して
生み出した商品を、首都圏のバイヤ-や生活者に
紹介するイベントです。

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私は毎年拝見しており、すでにおなじみの会社もあります。
まず、愛知県豊川市の「タネイ」。
本業の柔道着の刺し子の生地を活用して、
バッグや帽子などカジュアルな小物を商品化しています。
刺し子 のバッグは風合いが柔らかく、とても丈夫。
エコバッグやサブバッグとして重宝します。
会場では種井社長自ら、せっせとお客様に説明していました。

★スキンバッグ(写真手前左下、グリ―ンのバッグ)=14.910円(税込)
★ツ-ト-ンバッグ
(写真:棚上の赤黒のバッグ、裏地三河縞のリバ-シブル)=5,980円(税込)

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次は山口県萩市の「萩ガラス」。
以前、この特派員報告でもご紹介した会社です。
萩笠山の玄武岩を使った硬質の萩ガラス。
特に幕末の長州 の志士、高杉晋作や大村益次郎らが愛用した
切子グラスの復古版に、会津漆塗りのグラス、内ヒビ貫入ガラスなど、
こだわりの高級グラスが所狭しと並んでいました。
 
同時に体験教室も開催。萩ガラスのグラス表面に
お客さんが好みの絵文字や名前を、サンドブラストの技法で
入れる講習も行っていました。
もう藤田社長は、てんてこまいの忙しさでした。

★長州藩復刻品天開ワイン切り子(KR-1104)=10,500円(税込)
★銀箔入り会津漆塗り萩ガラス酒器=7,825円~10.500円(税込)

今回の会場は、東京国際フォ-ラムのガラス棟B1ロビ-ギャラリ-。
通りがかりの一般のお客様も立ち寄って見られ、
とても 良い場所だと思いました。

                                                 主任研究員 荒木隆一

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もの研展示会報告:「 第45回ス-パ-マ-ケット・トレ-ドショ-2011」

2月8日(火)~10日(木)
東京ビッグサイト

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ス-パ-マ-ケットを中心に、流通業界に最新情報を発信するプロ向けの専門展、
「第45回ス-パ-マ-ケット・トレ-ドショ-2011」が開催されました。

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東館2ホ-ルから入ると、中程に赤と黒の鳥居のような大きなブ-スが目立ちました。
これは、「NICO (財)にいがた産業創造機構」で、
佐渡の早川屋の美味しい「いごねり」や、小千谷の 高野の「へぎ蕎麦」など、
新潟の有名な食品が所狭しと並んでいました。

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「ようこそ静岡夢街道」には、静岡県商工連合会より選ばれた
地元名産食品業者が出品していました。
もずく販売業者である沖友さんは、今回も元気が付くもずくを盛んにPRしていました。
この他、北海道・宮城県・石川県・島根県等の大きなブ-スが目立ちます。

今回、私が特に気になった新しいブ-スの企画は、
「日本の伝統野菜菜発見」、「会津野コレクション」、
「JR東日本地域再発見プロジェクト」など。
いろいろと意欲的な企画の出展がありました。

各地域の特産品の出展ではなく、それぞれが個別の観点からの
コンセプトを持った、骨のある取り組みです。

                          主任研究員 荒木隆一

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