【建築遺産考Vol.4】近代建築遺産の転身術①

その意匠を遺しつつ、新たなオーナーを迎えて第二の人生を踏み出す
近代建築遺産も数多くあります。「近代遺産の転身術」では、
こうした遺産たちにスポットを当て、ランダムにご紹介していきます。

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(足利市ホームページより)

旧足利模範撚糸工場→スポーツクラブへ(栃木県)
1903年(明治36年)設立
1999年(平成11年)国の有形文化財に指定

全国各地に建設された模範撚糸工場の中で唯一現存する建築物。
明治政府の輸出絹織物振興の国策によって設立された、
足利模範撚糸合資会社の洋風工場建築です。
外壁は大谷石積、控壁付きとし、半円アーチ付きの縦長窓が連なり、
鋸屋根の北面に大きな明かり窓を設けています。

現在は一部を改築してスポーツクラブとして活用。
天井の高さを生かした開放感が好評を呼びつつ、建物の保存とまちづくりに
役立っています。活用例としてはめずらしい例といえます。

このシリーズでは指定文化財を問わず、近代を中心に後世に残すべき日本の建築物の歴史と価値を紹介しながら、保護活動のあり方、再生への道すじを探っていきます。

Filed under: 残そう原風景・文化 — nakahashi 10:08
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