佐渡朱鷺大学 第3回公開講座のお知らせ

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2月25(金)18:30より表参道ネスパスにて、
第3回目の佐渡朱鷺大学公開講座を実施します。

今回のテーマは佐渡の魅力と環境戦略となります。

放鳥事業も3年経ち、トキの餌場の環境整備のためのビオトー
プ作りや棚田の再生・維持管理、それに伴う集落の活性化や
コミュニティビジネスの発掘等、実験的な試みが行われてきました。

今春には第4次放鳥があり、今年こそ雛の誕生への期待が島民
の中で高まっています。

今回のセミナーでは、トキの野生復帰事業の責任者である環境
省の長田啓氏と佐渡の地域振興の旗振り役でもある新潟県佐渡地
域振興局長の早福弘氏を迎え、現状の取り組みとこれからの戦略
についてお話しいただき、またご出席いただいたみなさんと意見
交換をおこなっていきたいと考えております。

毎回100名近く出席者をいただいていますが、
まだ席に若干の余裕がありますので、
興味ある方はご連絡のうえ(連絡先はPDFをご覧ください)、ぜひご参加ください。

PDFはこちら

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もの研展示会報告「自動車のエアバッグを再利用したバッグ」

「ギフト・ショ-春2011」にて面白い出会いがありました。
昨年10月、カラフルな桐箪笥を紹介した、
工芸デザイナ-平社(ひらこそ)さんの所属する
(株)リバ-スプロジェクトの出品で、
車のエアバックを再利用したというバッグです。

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早速うかがってみました。
「自動車を解体する際、ほとんどは再利用できる素材ですが、
エアバッグとシ-トベルトはあまりにも頑丈で、
再利用が難しく捨てられています。
そこに我々は注目し、再利用できる商品開発に取り組みました。

廃材をそのまま使える訳でなく、解体工場からピックアップした
素材を清浄する工場にて、油や鉄粉を洗い落とします。
鞄工場では、職人が手作業で色分け・裁断・堅牢なミシンで
縫製を行います。 シ-トベルトは、モバイルケ-スに再生しました」

同社は「人類が地球に生き残るためのプロジェクト」という
テ-マを掲げ、社会の中で山積みされている問題に対して、
自分達で解決出来る方法を模索するために立ち上がりました。

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その一つが「ムダ×REBIRTH=未来のプロダクト」。
つまり、捨てられてしまう物をリソ-スとして新たに製品を開発します。
その一例が、このエアバッグのバッグです。

この他、会場のブ-スには、新潟県魚沼郡と提携して収穫した
無農薬無化成肥料栽培米や、オ-ガニックコットンのガラ紡製品など、
さまざまな取り組みの、新商品が並んでいました。

★エアバックバッグ・バックパック=¥37,000(税込)
★エアバックバッグ・メッセンジャ-=¥28,000(税込)他

私捨てられてしまうモノに目を向けた、
同社の意欲的な取り組みに思わず拍手をしました。

                            主任研究員 荒木隆一

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