日本一小さい朝日新聞

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何やら小さなこの新聞。実はこれ「ミニ朝日新聞」です。環境・教育・医療の三つのテーマについての記事を過去新聞掲載された中から抜粋して再編集したものだそうです。B5版8頁(新聞の4分の1)に仕立てあげられています。

抜粋記事が主体で、広告は最終面だけ。横浜で開催中の「海のエジプト展」が掲載されてます。

小さな朝日新聞はJR渋谷駅の宮益坂からハチ公口に抜ける通路の壁面にご覧のようなかたちで何枚も貼られていました。パッと見、貼られてる事に気がつきにくく、私も通り過ぎそうになったのですが、よ〜く見ると小さな新聞がきちんて貼られあるのです。

通りがかりの気付いた人が「何これ?」って、いささか人目を気にするかのように躊躇いながら剥がして持っていきました。全部剥がされた後には朝日新聞の広告が現れてくる仕掛けのようですね。

そういえば、夏になってから山手線の車内吊広告でもやたらと朝日新聞が登場してます。

ちなみに全部剥がされた後で、また係の人が貼りにくるのでしょうか。気になります…。

Filed under: なんだかんだ — hojo 20:03  Comments (0)

【特派員レポートVol.2】ロケット先生が甦らせる幕末浪漫。

東京・表参道(渋谷区)に全国から選びぬかれたグッドデザインの
伝統的工芸品のアンテナショップ「Rin」があります。
こちらでは定期的な企画展示が催されており、今回は「萩ガラス」を視察してきました。
「萩ガラス」は幕末の長州・萩の志士たちが愛用していたこともあり、
萩焼と並んで有名であり、人気も高い伝統工芸品です。

ショップに入るなり、おやじさんがフレンドリーにこう解説してくれました。
「萩はガラスは非常に固いガラスでね、普通のガラスの10倍の強度があるんです。
だから、ほとんどホテルやレストランなどでの業務用に使われているんですよ」

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なるほど、そんな事実があるとは勉強になりますね。
確かに繊細すぎても業務に差支えが起こるでしょうから。
伝統産業がこうして近代の産業を支えるということは実に素晴らしいことです。
そういえばおやじさん、萩ガラスとはどんな関係が…?
 
実は、萩ガラス工房社長という肩書きを持つかたわら、本業は日本特殊セラミックス(株)の社長であり、ロケット工学のスペシャリストでも有名な藤田洪太郎氏でした。
たいへん失礼いたしました。

藤田氏は学生時代からロケットの打ち上げ実験を試みるなど
宇宙と共に過ごしてきたような人生。
それにしてもロケットと萩ガラスの関係が不思議です。
たずねてみると高温でも溶けにくいセラミックを使った人工衛星のノズルを
研究設計するうちに、1500度の高温で焼く萩ガラスに出会い、深い関心を
持ったことから始まったそうです。

さて、冒頭でも萩ガラスが幕末の長州・萩の志士たちに
愛用されていたと述べましたが、今回の企画展示では
あの高杉晋作が愛用したグラスを再現した復刻品に出会いました。
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藤田氏は、長州の大元、萩の町にゆかりある歴史上の有名人が
使ったグラスを、ぜひ再現したいと思い立ち、実物が所蔵される
山口県立博物館に日参、約5年かけて交渉した思いのこめられた一品です。

いうまでもなく高杉晋作は、江戸末期に活躍した幕末の尊王倒幕志士。
奇兵隊などの諸隊を創設、長州藩を倒幕に方向付けた立役者として
彼なしに幕末を語ることはできません。

 

高杉晋作自画自賛の書

高杉晋作自画自賛の書

胸にどんな思いを秘め、志士たちとは何を語りながら飲み交わしたのでしょうか。
このグラスで冷酒やワインなど傾けながら、高杉晋作の往事の夢を
想像するのも一興です。

 ものづくり研究所 特派員 荒木隆一

Filed under: 特派員レポート — nakahashi 15:36

看板の創意工夫

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地域に足を運ぶといろんな発見があって面白い。特に看板は地域の特色が出てるものや、意味不明なものまで様々あります。ひとつご紹介しましょう。
コピーにダジャレがあります。怒りをかわす目的か、はたまた話題作りか…。

Filed under: なんだかんだ — hojo 05:16  Comments (0)