河口湖
山梨県富士五湖の河口湖にきました。夕方から降り続いた季節外れの雪で湖畔は見事な銀世界に。満開の桜もご覧のとおりです。桜と雪の組み合わせも、そうそう見れるもんじゃないです。宿の後ろに富士山も現れました。
山梨県富士五湖の河口湖にきました。夕方から降り続いた季節外れの雪で湖畔は見事な銀世界に。満開の桜もご覧のとおりです。桜と雪の組み合わせも、そうそう見れるもんじゃないです。宿の後ろに富士山も現れました。
サクラサク―なにかとお祝い事の多い4月。
魚の王様、【たい】もこの時期に旬を迎えます。
地上で桜が咲き誇るころから新緑までにかけて、
この時期の鯛を特に「桜鯛」あるいは「花見鯛」と呼びます。
色鮮やかなピンク色の美しさも見事ですが、冬の間に引き締まった身に、
産卵を目前に控えて栄養をたっぷりたくわえたことで
このうえない鯛のおいしさを味わえます。
高級魚の代名詞のような鯛ですが、
最近では養殖技術の高まりから、身近な魚になりつつあるようです。
特に、養殖真鯛の生産量では、愛媛県が日本一。
もともと瀬戸内の鯛は有名ですが、「鯛めし」のほか、
県内では鯛専門のお食事どころがそこかしこに見られます。
なお、タイ科の魚は13種程度しかいないのにも関わらず、
「鯛に似ている赤い魚、美しい魚、美味しい魚」の意で
タイにあやかろうと、「タイ」の名が付いた魚はなんと約200種もいるんだとか。
「名(な)は体(タイ)を表す」とは、お魚の世界にもいえそうです。
LEDの光が透ける「信楽透器」=岐阜県信楽発
昔、居酒屋の前には大きなタヌキの焼き物が貧乏徳利をぶらさげて、左党の客を待っていたものでしたね。あのタヌキの置物こそが信楽焼です。今回、表参道Rinにて信楽焼の窯元が、LEDの光の透ける器「信楽透器」という新商品の発表展示会をたずねました。
薄暗い会場の展示台の上に、ずらりと並ぶ信楽焼の新商品たち。中にはプラスチックじゃないの?と思うような、モダンな新製品もあります。特に目立ったのは大きな乳白色のスピ-カ-。内側からLED光が灯り、音響とよく調和しています。会場の中央には円錐形テ-ブルが置いてあり、これまたぼんやりと陶器からLED光が透けています。LEDの淡い光は、俳句の季語「春燈」を思わせるような春めいた優しい光です。
光が透けるからといって、薄く作られているわけではありません。また、磁器ではなく陶器ですが1,300度で焼いてあり固く頑丈に仕上がっています。丈夫なので門の壁に使う名前の浮かぶ表札もありました。
さわってみると、釉薬はかけてありますがマットなやさしい質感です。ほかにもライトスタンド・傘立て・外部壁面用など、都会生活に調和するモダンなデザインで創られています。
これらの陶土を開発した株式会社精土にお話を伺いました。
「信楽焼は昔から分厚い土物の陶器が主流でしたが、新しい焼物が創りだせないものか、思考錯誤して光の透過率の極めて高い信楽透器を開発しました。素地が多少厚くなってもさほど透過率は下がりません」
陶器と言えば分厚い焼き物が常識ですが、光を透過させるという発想を思いつき、長年研究を重ねて、ここまで完成させたものだと深く感動しました。
春燈の信楽透器うかぶ街 荒木春雪子
主任研究員 荒木隆一