昭和の味「角ハイボール」復活

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サントリー角瓶のロゴマークがついたジョッキ。中に入ってるのはサントリー角を炭酸で割ったハイボールです。中高年の飲んべえにとっては懐かしい味ですね。
最近、都内の居酒屋さんのメニューにかなり出てきました。あの「ウイスキー〜はお酒でしょ〜」の小雪を起用したテレビCMも展開してますが、ハイボールを作るサーバーを導入したハイボール酒場なるお店も登場しており、昭和の味が復活してきています。

OLや若いビジネスマンにも人気があり、親父の飲み物から若者市場でも市民権を獲得しそうな兆しです。
ジョッキの手前にスクラッチカードがあります。渋谷のこのお店ではハイボールを一杯頼む度に箱の中からくじを引かせてくれました。10円玉でゴシゴシ擦ると「B賞」が当たり〜!

商品はご覧のサントリー角モバイルクリーナー。あの手この手のプロモーションが展開されています。
ハイボールを売り出す戦略のポイントはサーバーを導入してウイスキーと炭酸の割合と冷たさを標準化したことだそうです。ハイボールの黄金比率を定めて、何処のお店で飲んでも同じ味にした事です。近々コンビニ用に炭酸と角瓶と専用ジョッキセットも売り出す計画のようです。ホッピーには負けられませんね…。

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【特派員レポートVol.3】郷土の味を守り続けて250年

各地の物産展を訪ねるのも特派員の仕事のひとつ。
今回は岐阜の物産展に行ったときのあるできごとを紹介しましょう。

それは大垣の槌谷本舗(つちやほんぽ)の柿ようかんを見たときのこと。
商品を見て思わずハッと釘付けになってしまいました。
というのも、そのパッケージデザインこそ私がまだ20代の頃に関わったものがそのままだったのですから。

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当時私はパッケ-ジのデザインスタジオに勤務していました。かの有名な木村勝氏のパッケ-ジングディレクションのもと、会社のロゴデザインから商品の竹の包み・栞・包装紙、そして宣伝のポスタ-・新聞広告までデザイン制作をしていたのです。

竹そのものの容器は日本の伝統包装で、江戸時代から続く優れた包装です。当時はこのデザイン制作にあたり、会社のスタッフが集まって大垣にある槌谷本舗に伺い、工場見学をさせていただいたものです。懐かしく思うのと同時に、今も孟宗竹の中に練り込んだ柿を流し込んで固めて、柿ようかんとして売っていることに深い感慨を覚えました。

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槌谷本舗は創業250年とその歴史は古く、宝暦五年(1755年)美濃の国大垣城下町に誕生したものです。由来は四代目の当主、右助が「堂上蜂屋柿」の濃い甘さに注目、
柿ようかんにすることを考案したとされています。
私たちが出会ってから数十年たった今でも、変わらず竹の容器と包装デザインを使われています。そしてなにより大切に郷土の味を守り、その味が次の世代へと受け継がれているのですから。

“ものづくりは人のつながり”であると考えさせられる、深く頭が下がるできごとでした。

                                        特派員 荒木隆一

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ドライバーが飲めるビール

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最近よく目にとまるキリンのノンアルコール飲料の「フリー」。これが大ヒットしている。画像を見ていただきたい。「ドライバーの方へ〓」というキャッチコピーがありますね。そもそも、これまでノンアルコールビールとよばれる商品は市場にあった。ところが僅かなアルコールが入っていたものしかない。僅かに入ってたらノンアルコールじゃないじゃないか…。不当表示にならないのとも言いたくなるが、そこを逆手にとってアルコール0.00とわざわざ小数点二桁まで出している。
発売のプロモーションが凄い。キャンペーンイベントを東京湾の「海ホタル」でやっている。ご承知のとおりドライバーがいる高速道路のパーキングエリアなのです。このインパクトが各メディアに受けて、記事に取り上げられている。プロモーションの旨さ…上手さですね。テレビCMも女子プロゴルファーやテニスプレーヤーが起用され、運動の前にがアピールされてます。なにはともあれこの商品、正しくは「ビール風味の清涼飲料水」なのです…。

Filed under: なんだかんだ — hojo 07:23  Comments (0)