朱鷺が教えてくれること

dvc00175-225x300

佐渡島は今、環境島としての戦略を推進しています。朱鷺の試験放鳥の二度目が終わり、その後が気になります。そんな中で第一回放鳥の責任者・岩浅氏、朱鷺の写真家・大野氏の講演会を開催しました。朱鷺との共生で大切なのはビオトープや朱鷺のための環境創りではなく、集落の人達が農業でしっかりと暮らしていける事です。その事で若者の島離れが減り、集落のコミュニティーが維持され文化や伝統が継承されていきます。その結果として里地里山が生き返り、動植物、人間の生物多様性保たれて朱鷺との共生が図られていくのです。
100名近くの方々が集まってくれました。講演会の後の交流会も盛り上がり、新しい第一歩が踏めたと思います。

Filed under: なんだかんだ — hojo 22:12  Comments (0)

トップページ画像更新しました

11月用にトップページ、各ページのタイトル画像を更新しました。
95年に世界文化遺産に登録された白川郷の紅葉の様子です。

屋根の両端が本を開いて立てたような三角形が特徴の白川郷の合掌造り。これは積雪が多く、雪質の重い白川の自然条件に合わせたもの。また、風向きを考慮して南北に面してたてられているのも特徴。風の抵抗を最小限にしつつ、屋根にあたる日照量が調節され、夏は涼しく冬はあたたかなのです。

建物内部もさまざまな特徴がありますが、代表的なのは屋根裏。かつて盛んだった養蚕業のための蚕の飼育場にもなっていました。
こうしてみると、いかに人の知恵が詰まった合理的な建築物であるかがうかがえます。

Filed under: ニュース — nakahashi 19:51  Comments (0)